子育てと両立を目指せる介護職の働き方とは

介護職の働き方は、人それぞれの年齢やライフスタイル、キャリアに対する考え方などによって大きく異なります。たとえば、介護職の仕事と子育てとの両立を図りたい場合には、職場探しをする時に休暇制度や福利厚生の面で魅力がある事業所を見つけることが大切です。女性の介護職の人数が多い事業所の中には、産休や育休をいつでも取得できるように日ごろからスタッフの確保に力を入れたり、希望者を対象に休暇期間を延長したりしているところも珍しくありません。また、出産後も介護職として長く働けるよう、子どもが小学校に入学するまでの間、時短勤務や土日祝日の休暇付与などのサポートを行っている事業所も増えています。

フルタイムの働き方にこだわりがない人は、非常勤やパートの求人を募集している事業所に目を向けて、無理なく働ける職場を選ぶという方法もあります。様々な雇用形態の介護職が勤めている現場では、スタッフ同士で話し合って勤務シフトを決めたり、子育て中の人に配慮をしたりしているところも多くあります。そこで、子育てに関するハンデを感じることなく働きたい人は、早いうちから各地の事業所における子育て中のスタッフを対象とした取り組みについてよく確認をすることが大事です。なお、複数の子どもを育てている人や、体力にあまり自信がない人は、介護施設やデイサービスの他、訪問介護員など週に1日から2日程度から働くことができる現場に目を向けるのも良いでしょう。